・かっこいいカタカナを集めました。
・武器や文化など、中世ヨーロッパをイメージする言葉が多いです。
・マーダー・インク(Murder Inc.)
マフィアのラッキー・ルチアーノによって1930年代に作られた殺人会社。プロの殺し屋により構成される執行機関で、暗殺をビジネスとして規律化した。
・マイグレインオーラ(migraine aura)
閃輝暗点(せんきあんてん)ともいわれる、片頭痛の前兆として現れる症状。光る歯車のような閃光が視界の中に現れる症状で、芥川龍之介の小説「歯車」で記述されている現象はこの症状であるとされる。
・マインゴーシュ(main gauche)
16世紀頃のヨーロッパで使用された短剣。多くは攻撃を受け流す形状をしており、左手で持って盾のように使用された。マン・ゴーシュ、パリングダガーとも。
・マクガフィン(macguffin)
フィクション作品で、登場人物への動機付けや話を作るために用いられる小道具。大金、宝石、機密ファイル、核ミサイルの発射コードなど。
・マグショット(mug shot)
逮捕されたときに囚人番号の札を持って撮影される写真。・マグノリア(magnolia) 木蓮などの植物の総称。モクレン属。
・マグニフィカ(magnifica)
イタリア語で「素晴らしい」。マニフィカとも。
・マグ・メル(Mag Mell)
ケルト神話に登場する死者の国。喜びの島という意味がある。
・マザリング(mothering)
母親が赤ちゃんや幼児に対して行うスキンシップなどの愛情表現。母親以外による養育はアロマザリングと呼ばれる。
・マジックアワー(magic hour)
写真用語で、空が薄明りになる日没前・日の出後の時間帯。魔法のような芸術的な写真が撮れることに由来する。
・マターナル・インスティンクト(maternal instinct)
英語で「母性本能」。
・マッチストライカー(match striker)
マッチ箱の側面にある紙やすりの名前。側薬とも。
・マッドスキッパー(mudskipper)
ムツゴロウの英語名。「泥を跳ねる者」の意味。
・マテリアル(material)
英語で原料、材料、素材、物質的な、形のある、などの意味。
・マトリックス(matrix)
英語で母体、基盤、原盤、鋳型、(数学の)行列、などの意味。元は「子宮」「生み出すもの」を意味する言葉。
・マルディグラ(Mardigras)
カトリック系のお祭りであるカーニバル(謝肉祭)の最終日を指す日。フランス語で「肥沃な火曜日」を意味する。
・マンティコア(manticore)
ライオンの姿にサソリの尻尾を持つの伝説上の生物。
・ミクロコスモス(microcosmos)
小宇宙を意味する言葉。哲学の概念で、マクロコスモス(大宇宙)に対して人間を指す。
・ミセリコルデ(misericorde)
スティレットとも呼ばれる西洋の短剣。名前の由来は、とどめの一撃に使用されたことからラテン語の「慈悲」にちなむ。
・ミッシングリンク(missing link)
生物の進化に関する概念で「失われた鎖」を意味する言葉。人類が類人猿から進化する中で、進化の途中にあるはずの化石が発見されない状態を指す。
・ミッドガルド(Midgard)
北欧神話における人間の住む領域。「中央の囲い」を意味する。ミズガルズ、ミズガルドとも。
・ミトコンドリア・イブ(mitochondrial eve)
現在の人類の共通祖先で、人類の母系祖先をたどっていくと、最初に行き着く一人の女性。
・ミニステリアーレ(ministeriale)
中世ドイツにおける隷属的な身分の騎士。主君に従って軍役や城の護衛に就き、やがて下級貴族とみなされるなど地位を上げていった。
・ミネルヴァ(Minerva)
ローマ神話の女神で、知恵・医学・商業・工芸などを司る。
・ミュートロギア(mythologia)
ギリシャ語で「神話」を指す言葉。話・物語・神話を意味する「ミュトス」と、語る・話す・思考・理性などを意味する「ロゴス」の合成語。
・ミンストレル(minstrel)
中世ヨーロッパの宮廷に仕えた職業芸人・音楽家。
・ムーンイリュージョン(moon illusion)
月の錯視。空に上った月よりも地平線の近くにある月の方が大きく見える現象。
・ムーンクエイク(moonquake)
英語で「月震」。月きで起きる地震。
・ムーンシャイン(moonshine)
英語で月光、戯言、密造酒などの意味。
・ムリダンガム(mridangam)
南インドの太鼓。樽のような形状で、両手で挟むように演奏する。
・メアリー・スー(Mary Sue)
二次創作の作品に登場する理想化されたオリジナルキャラクターを指す言葉。
・メイルシュトローム(maelstrom)
「海の巨大な渦潮」を意味する言葉。元々はノルウェー海域の強い潮流が発生させる大渦潮を指した。メイルストロム、メエルシュトレエムなどとも。
・メギド(Megiddo)
イスラエルにある丘。また古代パレスチナの都市。終末論においてハルマゲドン(最終戦争)が行われる最終決戦の地であるとされる。
・メサイアコンプレックス(messiah complex)
自分は救済者であるという妄想に駆られる心理状態。メサイアはメシア(救世主)のことであり、自身の自尊心や承認を満たすために相手に善意を押し付けて助けようとする。
・メスシリンダー(messzylinder)
液体の体積を量るための円筒形の容器。ドイツ語由来の名称であり、英語名はグラジュエイテッド・シリンダー。
・メソスフェア(mesosphere)
地球の内部層で、マントルのうち下部の層を指す。これより下は核(コア)、これより上はアセノスフェア、リソスフェアという層に分かれている。
・メゾフォルテ(mezzo forte)
音楽の強弱で「やや強く」の意味。メゾピアノ(やや弱く)とフォルテ(強く)の中間の強さ。
・メタモルフォーゼ(metamorphose)
生物学における「変態」。ドイツ語で変身、変形などの意味。
・メティス(Metis)
ギリシャ神話に登場する、知恵を意味する名前の女神。メーティスとも。
・メドウセージ(meadow sage)
南米原産の花。学名はサルビア・グアラニティカ。
・メトロポリス(metropolis)
経済や文化の中心となる大都市を指す。
・メメント・モリ(memento mori)
ラテン語の警句で「死を憶えておけ」「いつか死ぬことを忘れるな」の意味。芸術作品のモチーフとして使われる。
・メモランダム(memorandum)
覚え書き、備忘録、メモ。
・メラク(Merak)
おおぐま座(北斗七星)にあるの恒星の名前。アラビア語で「大熊の腰」の意味に由来する。
・メラノーマ(melanoma)
「ほくろのがん」ともいわれる皮膚がん。メラノサイト(メラニンを作る細胞)のがん化により発生する。悪性黒色腫(マリグナント・メラノーマ)。
・メランコリー(melancholy)
英語で「憂鬱」。また、七つの大罪の前身となった「八つの枢要罪」の一つ。
・メリーバッドエンド(merry bad end)
物語で、受け手の解釈によって幸福と不幸が入れ替わる結末。一方から見れば悲劇的な結末(バッドエンド)であるが、見方を変えれば幸福な結末(ハッピーエンド)と見なせるもので、フランダースの犬などが当てはまる。
・メルトダウン(meltdown)
炉心溶融とも呼ばれる原子炉での重大事故。
・メルルーサ(merluza)
メルルーサ科の魚。タラに似た白身魚でフライなどで食される。
・メンタル・アリスメティック(mental arithmetic)
英語で「暗算」。
・メンヒル(menhir)
一本の細長い大きな石を立てた巨石記念物。先史時代に立てられたもので、墓標ともいわれるが、その目的はわかっていない。
・モーザ・ドゥーグ(mauthe doog)
イギリスの伝承に登場するブラックドッグ(黒妖犬)の一種で、マン島のピール城に出没するといわれる黒い犬の怪異。モディ・ドゥー、マーザ・ドゥーとも。
・モータル(mortal)
英語で人間(死ぬ運命にある者)、死を免れない、死ぬべき、致命的な、死の、死に際の、死ぬまで続く、などの意味。
・モーニングスター(morning star)
柄または鎖の先端に棘の生えた鉄球が付いてる星型の打撃武器。ドイツ語ではモルゲンシュテルンと呼ばれる。
・モーニングスター・リリー(morning star lily)
ヒメユリ(姫百合)の英語名。
・モラトリアム(moratorium)
青年が大人になるためのアイデンティティを確立し、社会に出るまでの社会的な責任を猶予されている期間。またその心理状態を指す。
・モルグ(morgue)
英語で「死体安置所」。
・モルペウス(Morpheus)
ギリシア神話に登場する夢の神。モルヒネの語源。モーフィアスとも。
・モロトフ・カクテル(molotov cocktail)
英語で「火炎瓶」。